時間の視覚化

障がい児
音母ちゃんのプロフィール
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音母ちゃん

職業:主婦、看護師
男の子2児の母。長男が知的障害。その他、自閉症スペクトラム、注意欠陥多動性障害、発達性協調運動障害も指摘される。
遊びの中で発達を促そうと独学で保育士免許を取得する。

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知的・発達障害をもつ息子は小学4年生。

息子の口ぐせは「今何時?あと何分?」
息子の友達の口ぐせも「今何時?あと何分?」

1~2年生で時計を学習するが、時計の概念を習得するのは難しい。
定型発達の次男はわざわざ教えなくても年長の頃から、生活の中で習得していったが、長男はそう簡単にはいかない。

我が家では当時息子の好きなトーマスの大時計を購入し、まずは興味を持たせた。
1にはトーマス、2にはヒロ、3にはトビー…と12までキャラクターたちが数字の間に入っており、かつ1~60まで円盤に数字が振ってある。
日々、時間を意識させて、学校でも繰り返し学習し、今はおおよそ何時何分か読めるようになった。

しかし!!

時計の概念がわからない間は、何時までに準備しようね、何分経ったら終わりだよということがわからないため、よく私も怒っていたし、息子も泣き叫んでいた。

特にユーチューブ。
大好きな電車の動画は小さい頃から食い入るように見ており、きっと何時間でも何十時間でも見ていられる程大好き。

そんな息子に「はい、もう終わりだよ。」と言うと、「やだー!!」と、よく近くの物がとんできたものだ。息子も怒り狂う、泣き叫ぶで収拾がつかず、段々とユーチューブを見せるのも、「もう終わりだよ。」と言うのもまるで時限爆弾を踏んでいるかのようで私自身も苦痛になってしまった。

そんな時に、ある自閉症の会で教えてもらったのが

「タイムタイマー」

これ最高!!

聴覚より視覚理解が優位な発達障害児においては、時計の概念がわからなくても、設定した時間(残り時間)が赤色の部分で示されるため、あとどれくらいで終了しなければいけないのか時間感覚が一目見ただけでわかる。
そのため、こども自身も段階的に「あと少しで終わりだな」という心の準備が生まれる

タイムタイマーを活用したユーチューブの時間管理
①何分見るかを本人と相談する。
 ★約束が守れなかった時のことを前もって話しておく。
②「赤色の部分がなくなったら終わりだよ。」と説明してタイムタイマーをセット。
③段階的に「あと少しだね」と声掛けをする。
④赤色部分がなくなりピピっと音が鳴る=終わりにする。

もちろん1回やっただけでうまくいかないが、繰り返しやることで息子も早い段階でユーチューブの時間管理ができるようになった。
朝の準備にもぜひタイムタイマーを。

お試しあれ。

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