誰かに頼ること

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音母ちゃん

職業:主婦、看護師
男の子2児の母。長男が知的障害。その他、自閉症スペクトラム、注意欠陥多動性障害、発達性協調運動障害も指摘される。
遊びの中で発達を促そうと独学で保育士免許を取得する。

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知的・発達障がいのある息子は小学4年生。

息子が障がいの可能性があると指摘されたのは3歳の時。

かかりつけ医、3歳児健診での指摘から始まり、総合病院の小児科、言語訓練の病院、児童発達支援、保育園と様々なところでお世話になった。
夜勤前にも夜勤明けにも、眠い目をこすりながら、すがるような思いで一緒に通った記憶がほろ苦い。

現在は、公立小学校の支援級に通いながら、放課後等デイサービス保育所等訪問支援を利用している。変わらず、総合病院の小児科と言語訓練には3歳の頃から同じように通っているが、目まぐるしさと孤独さはあの時に比べたら雲泥の差である。

前述が長くなったが、今日は「誰かに頼ること」について。

私は息子が診断された時も小学校入学時も、「母親である自分がなんとかしなきゃ」という思いで必死だった。

きっと皆もそうではないだろうか。

私が、過去の私と皆に伝えたいのは「一人で抱え込まないで。誰かに頼ってもいいんだよ。」ということ。
誰かに頼ることは育児を放棄することではない。

小学校入学時の話。
私は自分でなんとかしようという思いから、放課後等デイサービスを利用していなかった時期がある。
しかし、息子が慣れるまでの数カ月は登下校の付き添いが必要、帰ってからは地獄の宿題戦争(上手くやれないためえんぴつや箱ティッシュが飛んでくる…。私も息子も泣く結末。)、下校後は地域のこどもと交流できるようにこどもの家に通い必死だった。

そして、3つ下の弟の世話と仕事と家事と療育と受診と…。
そしてそして、学校でのトラブルについて先生から電話がかかってくる。

段々と自分の心に余裕がなくなっていた。

「この子のために私がなんとかしてあげたい」という気持ちが空回りし、私のイライラがこどものイライラとなり、悪循環に陥った

「やっぱり自分だけではダメなんだ…。」と、誰かに頼ることの必要性について改めて気づく。

たまたま同じ支援級クラスの子たちが利用している放課後等デイサービスに空きがあったため、1年生の冬から利用。

もちろん、初めてのことや環境の変化に弱い息子は3か月は泣きながら行くこともあった。
しかし、ちゃんと今は楽しく通っており、低学年の子の面倒を見る程にたくましく成長している。

放課後等デイサービスを利用したことで、息子にとっても素敵な経験ができているだけでなく、親にとっても心の余裕が生まれた。

結局のところ、自分ひとりだけで抱え込むのは何のメリットもない。

今日のまとめ
1人で抱え込まないで。誰かに頼ってもいいんだよ。
まずは発達相談センターに相談。福祉サービスをフル活用しよう。

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