知的・発達障害をもつ長男。定型発達(発達障害を持たない)の次男。
2人とも私の愛する大事な子。それは日々こどもたちにも言っている。
ただ、ついつい怒ってしまうのはやはり長男…。
同じことをやるにしても、2回3回言って理解・習得できてしまう次男と100回言ってできるかできないかの長男。自分に余裕がないと、何度もルーチンのように聞いてくる長男に「もうー!!何度も言わせないで!」と怒ってしまうことも時々…。そして反省。
例えば
「帰ったら手を洗いなね。」のよくある言葉。
次男→母が言わずとも、帰ったら石鹸で手を洗う。タオルで拭く。
これが「帰ったら手を洗いなね。」の私がしてほしい行動。では、長男の場合どうか。
長男→母が言って洗いに行く。指の先端を0.5秒濡らす。タオルで拭かない。
彼の「手を洗う」=「指先を濡らす」なのです。
*「手を洗う」を習得するためには?
「手を洗う」を細分化します!
手首まで濡らす→石鹸をワンプッシュする→ゴシゴシする『ゴシゴシ~♪親指もゴシゴシ~♪手のひらもゴシゴシ~♪』と母歌う→泡を流す→タオルで拭く
さらに効果的にするなら、視覚化。隣で一緒にやる、絵が上手なら↑の細分化したものを図にして洗面所に貼るなど、見てわかるようにするとgood!
定型の子が習得する一つの動作が、知的・発達障害がある子にとっては、その「一つ」が大きな壁なのです。彼らは何倍も何十倍も努力しています。
大きな壁の手前に小さな階段をつくってあげれば、いつかはその壁に到達する。
スモールステップは、達成するごとに自己肯定感が生まれてきます。
スモールステップで楽しく過ごしましょう♪