知的・発達障がいをもつ息子は小学4年生。
今は様々な体験を経て経験を積んだことで、急な変化に対してパニックになることはないが幼少期は特に変化に対応しにくく、情緒が不安定になったり全てを拒否することがよくあった。
ものごとに対して「パターン化」を好むのだ。
息子は強いこだわりはなかったように思うが、それでも、ある道を通れば必ず同じ言葉を発し、それについて私もいつもと同じ言葉を発さないと本人が気が済まないことがよくあった。
例えば、電車の高架下をくぐる時。「ガタンゴトン。デンシャ!!デンシャ!!」と言われ、「そうだね。」とか「かっこいいね。」とか「何色の電車がきたの?」では彼は納得しない。私の返す言葉が違うらしい。彼の納得のいくパターン化された言葉が出てくるまで彼はまた「ガタンゴトン。デンシャ!!デンシャ!!」と何度も同じ言葉を繰り返す。
彼はいつも「そうだね。電車がくるね。」という私のいつもの言葉を聞くと安心したかのように、次の話を聞いてくれた。
これを当時の小児科医に話すと行動だけでなく言葉もパターン化を好んでいるのだろうと言われた。
その時は、これが将来ずっと続くのだろうか…と不安に思ったが、今はそうでなくてもちゃんと次の話に進めるようになった。今でも言葉や行動について予測不可能なことがあると、混乱しやすいため、やはりパターン化されている方を好むが、そのパターン化もその幼少期の一通りのパターンだけでなく何通りものパターンを習得することができており、順応している。
初めてなことや変化が苦手な子に対して
①パターン化させてあげること。
②前もって提示しておくこと。
③様々な経験を通しパターン化を増やすこと。
一見大変かもしれないけど慣れると彼らはすごいですよ。パターン化が好きだから「家に帰ったら宿題をやろうね。」と言っていたらそれが習慣化しました。素晴らしい!!