空間認知能力の乏しさ

障がい児
音母ちゃんのプロフィール
この記事を書いた人
音母ちゃん

職業:主婦、看護師
男の子2児の母。長男が知的障害。その他、自閉症スペクトラム、注意欠陥多動性障害、発達性協調運動障害も指摘される。
遊びの中で発達を促そうと独学で保育士免許を取得する。

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知的・発達障害をもつ息子は小学4年生。

息子は形を認識して模写することが苦手だ。就学時健診で〇や□などの形を模写する問題があったが、当時は書くことができなかった。
息子の場合、手先の不器用さも関係したが、型はめパズルも苦手で同じ形を選択したり、選択できても向きを合わせることができなかった。

今はもっぱら電車を描くために□の使い方については異才を放っているが、□が斜めになると急に書くことができなくなる。

この空間認知能力を鍛えるために、折り紙やパズル、ブロック、積み木をやると良いと言われているが、手先が不器用な子にとっては楽しめないためやり続けることは難しい。実際に、私も何度か息子に試したが挫折ばかり。

誰だって苦手なことを「楽しい」とは思えない。
「できない。できない。できなーい。」で終わってしまうから、それが苦手意識につながるのだ。

そこで!!スモールステップ論を使う。

例えば折り紙であったら、
①折り紙の大きさの選択。小さな折り紙より大きい折り紙の方が扱いやすい。
②前もって折る線をつけといてあげる。
③2~3回折って完成する簡単なものを作る。

そうすることで「できない」が「できた」という達成感を生み、次もやってみようという前向きな気持ちになる。

が!!!しかし、これは理想であって、手先が不器用な子はいつもいつもこう上手くいくわけではない(笑)

そんな時に、ほお!!なるほど!!と思ったのが、作業療法士さんからのアドバイス。

〇、△、□を認知、模写することができない息子の相談をすると


「机上でやることと並行して、自分の体全体を使って〇、△、□を覚えていくと良い。」と。
つまり、自分の体全体の動きの中で感覚を養うのだ。

床でゴロゴロ遊びをしたり、滑り台をすべったり、ジャングルジムを上ったりくぐったり下りたり…。坂をのぼった時でも「坂だね。斜めだね。」という声かけをすると意識が向くので尚良い。

結局のところ、こどもが遊んでいる中で無意味なものはないということだ。
こどもは自分の欲した動きのなかで学んでいる。なんでもやってみよう!!

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