学校に行きたくない

障がい児
音母ちゃんのプロフィール
この記事を書いた人
音母ちゃん

職業:主婦、看護師
男の子2児の母。長男が知的障害。その他、自閉症スペクトラム、注意欠陥多動性障害、発達性協調運動障害も指摘される。
遊びの中で発達を促そうと独学で保育士免許を取得する。

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知的・発達障害をもつ4年生の息子。特別支援級に所属している。
3年生の冬に「学校に行きたくない」と言うことがあった。

5限目が終わるころに先生から電話が入り「熱はないんですが、本人が頭が痛いと言う。元気もなくて。あとは帰りの会だけなのですがどうしましょう。」と。
仕事も終わったため迎えに行くと、私を見つけるなり嬉しそうに笑顔で教室から飛び出してくる。先生「あれ?!元気ですね?!」と。本人の言うことが事実かどうか判断するのは日頃から難しいことが多々あるのが、今回はどうやら仮病

家に帰ると「頭痛くない」と。その晩は元気に過ごしたが、翌朝また「頭が痛い」と言う。どうやら行きたくない様子。
先生に最近の学校の様子を聞くと、算数の授業がついていけないことや、先生に甘えたかったけど甘えられなかったことがあったようだ。その頃家でも、当時年長の弟に色々な面で抜かされてしまうことがちょこちょこ出始めたため、自信喪失してないかなと心配していたところだった。

先生と学校と家での様子を共有し、
①授業のペースを少しペースダウンしてもらう
②家でもしっかり甘えられるような空間をつくる 
③弟とやることを分ける
④大好きな電車でプチ旅行で気分転換 

を実施。しだいにまた、いつものように学校に行くようになった。

文部科学省が発表した調査報告では令和2年度の小中学校における不登校の児童生徒数は19万6127人で過去最多にのぼった。少子化により、こどもの数は減少傾向だが、不登校の児童生徒数は8年連続で増加している。

「学校に行くこと」って当たり前のようだけど、毎日元気に楽しく通うことができているのはすごいことだと私は思う。

だが、例え、もし「行けない」ことがあっても、それがつらい時苦しい時は無理して行くものでもないとも思っている。
昨年10月に発達障害をもつ親の会に入会した。そこでの先輩パパ、ママから「学校は行くべきかもしれないけど、命がけで行くところではないよ。」と言われた。様々なことを経験してきた人の言葉はとても重みのある言葉で、私の心にもすとんと落ちた。

まず、行きたくない」と言ったときにその背景にはなにがあるのか。不登校の原因には一つではなく様々なことが絡み合っていることが多い。こどもや先生から話を聞いたり、もしも調整できることがあれば学校と連携して調整を図る。

それでも親子で心がすり減りそうであれば、別の環境で再出発すればいい。目的別に今はフリースクールという選択もある。

まずは一人でかかえこまず、学校の先生やスクールカウンセラーに相談しましょう。
そして私がおすすめしたいのは親の会同じ悩みを持った人からの意見や体験談、アドバイスはよりも心強いです。

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