意外と知られていない保育所等訪問支援

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音母ちゃん

職業:主婦、看護師
男の子2児の母。長男が知的障害。その他、自閉症スペクトラム、注意欠陥多動性障害、発達性協調運動障害も指摘される。
遊びの中で発達を促そうと独学で保育士免許を取得する。

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知的・発達障がいをもつ息子は小学4年生。

今日は「保育所等訪問支援」についての話。

保育所等訪問支援を皆さんは知っているだろうか。
福祉サービスにある児童発達支援放課後等デイサービスを知っている人は多いが、実は保育所等訪問支援は知らない人が多い。

保育所等訪問支援とは:児童福祉法において、保育所その他の児童が集団生活を営む施設として厚生労働省令で定めるものに通う障害児につき、当該施設を訪問し、当該施設における障害児以外の児童との集団生活への適応のための専門的な支援その他の便宜を供与することである。

つまり!!保育園、幼稚園、認定こども園、学校、放課後等児童クラブなどの施設に専門スタッフが訪問し、専門的な支援を受けられるのだ

私が知ったのは昨年。
たまたま自分の職業である看護師の仕事の幅を広げるために、友人に紹介された作業療法士、コミュニティナースと話した時のこと。
「そんな素敵なものがあるとは!!もっと早く知りたかったー!」と驚き、利用のために、すぐさま相談員さんに連絡。

友達が大好きだが、周りと上手くコミュニケーションがとれず時々トラブルになる息子にはうってつけであった。

しかし、問題は、学校すら「保育所等訪問支援」の存在を知らなかったということ。

初めての取り組みに学校も半信半疑であったが、担当の作業療法士である社長さんが、明確に目的を伝えてくれたおかげで、開始することができ、早1年になろうとしている。

息子の場合は月に2回介入してくれており、専門スタッフが学校と連携し、スムーズに課題解決を行ってくれている。

保育園や学校は、保育・教育の専門家である保育士や教師が、熱心にこどもに向き合ってくれているが、それでも障がい児やその家族に対しての対応について、保育士・教師が頭を抱えることも多い。

保育所等訪問支援が入ることによって、保育・教育と福祉が融合され、相互的により良いものが生まれる。

保育所等訪問支援がもっともっと浸透し、こどもたちの生きやすさに繋がることを願う。

まとめ
保育所等訪問支援は保育園、幼稚園、認定こども園、学校、放課後等児童クラブなどの施設に専門スタッフが訪問し、専門的な支援が受けられる。
保育・教育と福祉の融合で最適な環境へ。
興味のある方は、ぜひ相談員や通所している施設に相談を。

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