知的・発達障がいをもつ息子は小学4年生。
4年前のこの時期。就学時健診があった。
障がいをもつ子、グレーと言われる子のお母さんたちにとっては、この就学時健診は一つの難関ではないだろうか。
私自身はこども以上に緊張していた。
なぜなら、通常級にするのか、特別支援級になるのかを学校に返答しなければならないからだ。
ずっと、この日のために夫や療育の先生、保育園の先生と相談してきた。
中には、最終的にこどもが望む場所に希望を出す方もいるが、障がい・グレーと言われる子にとってのこれくらいの年頃の意見は日によって変わることも少なくなく、私の息子は問われていることも何かすら理解できていなかった。
考えすぎる余り、私が決めた選択によって、この子の人生を左右させてしまうのではないかとネガティブになることもあった。
「この子にとって最適な場所を」と、就学時健診後に学校の先生と直接話しあう。
結果、息子の場合、集団での指示が入りにくいことを一つの理由に、「特別支援級」という道が明確になった。
今思えば、息子のように軽度~中度知的障がいがあれば、迷うことなく特別支援級という選択をすることが妥当であろうに、迷っていた自分は、結局のところ、自らが特別支援級に対して壁や抵抗を感じていたのだ。
そして、1年生から特別支援級に所属していて感じることは、特別支援級にしてよかったということ。
彼が、自分自身を認めてもらえる環境がそこにあるからだ。
毎日楽しく学校に通うことのできる息子を見て、悩んだことも決して無駄ではなかったと感じる。
そう。無駄なことなんて一つもないのだ。
まとめ
就学時健診では学校の先生と直接話す絶好の機会。
思いをぶつけよう。
特別支援級にするのも、通常級にするのも、絶対はない。
無駄なことなんて一つもない。